◇◆プログラミング教室成功事例紹介◆◇

沖縄県宜野湾市アトリエゆうさんにお話を伺いました!

 

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Q1:どのような教室を運営されていますか?(自己紹介をお願いします) 

 沖縄県宜野湾市で、絵画工作プログラミング教室「アトリエゆう」を開講しております、毛呂 功(もろ いさお)と申します。おもに小学生を対象に絵画や工作、ものづくり教室を行っております。プログラミング教室は2018年に開講して、今年で4年目に入りました。私自身はこの教室のプログラミング講師をしつつ、ほかにもゲームの専門学校の非常勤講師と、空いている時間は伝統工芸「琉球絣」の織り手をしています。

 

Q2:本業とプログラミング教室との関係、割合を教えてください(本業=私生活でも可) 

 自宅の一室を教室にしていることもあり、当初からご予約をいただいた日に開講する形をとっていました。いまでは土日を含めてほぼ毎日開講しております。休みはある程度コントロールして、意識して作るようにしています。平日昼間、生徒たちが学校に行っている間は非常勤講師や織りの仕事をして、夕方から教室の仕事。土日はほとんど教室の仕事をしています。

 

Q3なぜプログラミング教室を開講しようと思ったのですか? 

 前職はゲーム開発の仕事をしていたのですが、沖縄移住を決心してから、なにか仕事を探さなくてはと考えていました。妻が、子供向けや親子向けの「ものづくり教室」をやりたいということを常々言っていたので、それとあわせてプログラミングを教えたらどうだろう?という話になりました。ちょうど小学校でのプログラミング必修化の話が出てきた時期でもありましたので、需要がありそうだなと。また、ものづくりとゲーム作りの似ている点、自分たちの経験やキャリアを生かせる教室にできそうだ、と考えて準備を始めました。当初は自分でScratchを使った教材を開発することも考えたのですが、一人で短期間で教材を作るのは難しいと感じていたところで、Tec for elementaryに出会いました。漠然と考えていた教材がすでに目の前にある、しかも比較的安価で使わせてもらえるということで、すぐに導入させていただきました。

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Q4:プログラミング教室の運営状況は? 

 いちばん多いのはScratchを使った「はじめてのプログラミング」コースです。これを卒業した子には「プログラミングドリル」や「マインクラフトプログラミング」、最近では「Unity」コースに入った生徒さんもいます。私自身はUnityを触ったことがなかったのですが、生徒と一緒に勉強しました。 また、低学年や幼稚園年長向けに「レゴプログラミング」コースも行っていますし、絵を描くほうが好きそうな生徒さんには「LINEスタンプ」コースも実施しています。 パソコンが中心なので、小学校高学年男子が割合としては多いですが、LINEスタンプを一生懸命作っている中学生の女の子や、レゴが好きで始めてくれた小学校2年生の女の子まで、幅広く来てくれています。2021年4月現在で42名が在籍しています。 あまり大々的に宣伝をしているわけではないのですが、口コミでじわじわと生徒さんが増えてきているのが、うれしいですね。沖縄は全国平均に比べて所得が低いので、当初から月謝はかなり抑えた金額にしているのですが、それでも月に20万円以上の収益をあげています。

 

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Q5:プログラミング教室の今後の展望は? 

 自宅のひと部屋で教室を行っているので、いまは生徒を大幅に増やすのは難しいですが、1人だけ生徒が来ている時間帯にもう1人か2人ずつ増やして、可能な範囲で生徒数を増やしたいという希望はあります。また、長く通ってくれている生徒さん向けに、新しい教材も積極的に導入していきたいですね。あとはプログラミングコンテストの情報を積極的に集めて、チャレンジしていってほしいとも思っています。長期的にはここでの経験を活かしてゲームプログラマやITエンジニアとして活躍してくれる生徒さんが出てくると嬉しいですね。

 

Q6:プログラミング教室(の講師)のやりがいは? 

 目に見える成果が出ると、やはり嬉しいですね。検定がその1つです。プログラミングをしたことがなかった生徒さんが検定に合格すると、成長を実感できますし、その助けができたという充実感があります。逆に、なかなか成果がでてこない生徒には、どうやったら理解してくれるだろう?と悩むこともあります。 この教室を開いたことで、コミュニケーションの輪が広がったのは実感しています。来てくれた生徒さんの縁で、他のお仕事を頂いたこともありますので。何の縁もなかった沖縄で、ここまでやってこられたのも、この教室を開いたからだと思っています。

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Q7:Tech for elementaryに加盟して良かったこと、今後期待したいことは? 

 Tech for elementaryのビデオ教材は、途中途中で自分で考える課題が入っていて、その解説がついているので、生徒自身が自分のペースで学習を進めていけるのは良いですね。進度の違う複数の生徒が同時に入っていても、それぞれがビデオを見ながら進めて、分からないところを訊くというスタイルで運営できるので、助かっています。 つまずいている生徒さん向けの復習用レッスンがあると、もっといいなとは思います。おなじミッションを何度もやってもらうのは心苦しいですし、生徒自身も飽きてしまうと思います。自分で作ればいいんですけど、なかなか手が回らなくて・・・

 

Q8:プログラミング教室の開講を検討している人にメッセージを! 

 プログラミングは、これからの時代で生きていく上で必要なスキルだと思っています。もちろん、誰でもプログラマになれる!プログラミングができなきゃいけない!というものではありませんが、物事を順序だてて論理的に考えるという力はどの世界に行っても有効だと思います。そのトレーニングとしてプログラミングは適していると思います。 ただ、学校や学習塾のように、「一斉に大人数に向けて教える」ことには向いていないと思っています。ひとりひとり出来る事、苦手なことが違っていますし、どう教えたら理解してもらえるかもバラバラです。生徒ひとりひとりに向き合う必要があるので、その点は大変ですね。もちろん成果が出たときの「やりがい」は大きいです。そうした教育に興味がある方には、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。