生徒24名で月収26万!プログラミングと将棋を学べる現代の寺子屋
生徒24名で月収26万!プログラミングと将棋を学べる現代の寺子屋
◇◆プログラミング教室成功事例紹介◆◇
福島県伊達市でことり塾を運営している佐藤佳一郎さんにお話を伺いました!
Q1:どのような教室を運営されていますか?(自己紹介をお願いします)
福島県伊達市でことり塾を運営している佐藤佳一郎と申します。2019年1月に教室を開講しました。プログラミング教室のほか将棋教室も行っています。
Q2:本業とプログラミング教室との関係、割合を教えてください(本業=私生活でも可)
プログラミング教室と将棋教室どちらも本業で収入は同じくらいです。そのほか副業として福島テレビカルチャーセンターなどで将棋の出張指導も行っています。
プログラミング教室は月・火・水・金、将棋教室は木・土・日です。プログラミング教室が終わったあとに将棋のプライベートレッスンを行うこともあり、夏休みや冬休みは午前中から夜までレッスンという日もあります。
また、地域活動として町内の若連に加入させていただき地元の伝統行事(お祭り)のお手伝いをしています。ご近所の皆様にもよくしてもらっています。
Q3:なぜプログラミング教室を開講しようと思ったのですか?
私は将棋プロ棋士の養成機関「奨励会」に12歳~26歳まで在籍していました。最終関門の三段リーグまで進みましたが、当時棋士になるには渡辺明さん(現名人)らに直接対決で勝たなければならず本当に厳しかったです。その後、プロ棋士の夢を諦めセカンドキャリアとして税理士事務所に勤めました。そして、これまでやってきたことを生かしながら地元で地域貢献をして生きていきたいと考えるようになり、プログラミングと将棋が同じ教室で学べるのは全国でも稀で自分のスキルも生かせることから教室を開講したいと思いました。
しかし、自分に教室運営が本当にできるのか不安になり直前で迷ってしまいました。そのとき尾市代表に厳しい言葉をいただいて、これまで「対戦相手が稀代の天才だから」や「奨励会出身で社会経験が少ないから」など自分の中に甘えがあることに気づくことができました。そのきっかけのおかげで覚悟ができ、自分でできることは全て自分でやることで開業費を抑え問題を一つずつクリアしていきました。
Q4:プログラミング教室の運営状況は?
開講コースはスクラッチ・Ruby・アプリ開発・Excel・テクノロジア魔法学校です。現在、プログラミング教室13名、将棋教室11名で中学生になっても続けてくれている子が多いです。教室の月の売り上げは、プログラミングが約90,000円、将棋は約80,000円~150,000円ぐらいです。
Q5:プログラミング教室の今後の展望は?
プログラミング教室20名、将棋教室15名が目標です。中・上級者向けにテクノロジア魔法学校コースを開講していますが、今後、UnityやPythonなども受講できるようにしたいと思っています。
Q6:プログラミング教室(の講師)のやりがいは?
開講したとき(2019年)は親御様が「プログラミング?何をするの?」という感じだったので集客に苦労しました。最近は体験レッスンの反応から親御様のプログラミング教育の認知度がかなり進んできていると感じます。また、開講当時から通ってくれた中学生の子が先日「ことり塾、最高です。分かりやすく教えてくれるから入ってよかったです」と言ってくれたことがとても嬉しかったです。「こどもたちとコミュニケーションを取りながら丁寧に分かりやすく教えること」初心を忘れずに続けていきたいと思います。
Q7:Tech for elementaryに加盟して良かったこと、今後期待したいことは?
別のあるFCはパソコン教室以外やってはいけないということだったのですが、Tech for elementaryさんは将棋教室を主宰しながらプログラミング教室を行っても大丈夫で、個性を生かしてくれる自分に最適のFCでした。加盟させていただき本当に感謝しております。マニュアルもしっかりしていて不安なく開講することができました。
また、将棋教室に通ってくれている子が入会してから数か月後に「プログラミングも習いたい」ということになり、プログラミングと将棋の両方を受講されている生徒様も複数名いらっしゃいます。自分の得意なことと組み合わせることでプログラミング教室と相乗効果が生まれると思います。
Q8:プログラミング教室の開講を検討している人にメッセージを!
開業費は工夫次第で抑えることができると思います。私の場合、最初は最低限の備品を用意して徐々に増やしていきました。毎月、少しずつ備品が充実していくと楽しいです。私の経験が少しでも参考になれば幸いです。